黒部峡谷 下の廊下 一人旅  
    (平成21年9月30日〜10月3日)    呉のフジちゃん
 
半月峡に見る「下の廊下」の風景
 行    動    概    要
  平成21年9月30日(水) (小雨)   
   
06:28 広島出発  (名古屋→松本→信濃大町→扇沢) 
   13:50
黒部ダム着  (散策後)16:30 ロッジくろよん着(宿泊)  
   10月1日(木) (快晴) 
  
 
05:20
ロッジくろよん発  07:15 黒部ダム下の廊下へ進入 
   
07:50 内蔵助谷 09:00 鳴沢小沢  11:10〜12:00 黒部別山谷
   13:45
十字峡   14:56 半月峡  
  15:35 東谷吊橋
   
16:00 仙人ダム  17:30 阿曽原小屋(宿泊) 
   10月2日(金) (曇りのち雨)
   
06:30 阿曽原小屋  08:15 折尾谷  09:15 大太鼓
   
09:40 志合谷  10:31蜆谷(しじみだに)  11:10 欅平上部
  
12:00 欅平
 14:00 宇奈月着   入善(友人宅宿泊)
  
10月3日(土)入善 → 広島   
20:30 自宅着
 
  
9月30日 の黒部ダム
 明日の入山許可を祈りつつ「ロッジくろよん」に宿泊
以下 行動記録です 
10月1日 05:20
入山許可はまだない… ロッジ 出発 
夜明け前の黒部ダム
雨が止みました
 
立山連峰。 朝日が眩しく 良い天気です  (06:00頃) 
07:00 阿曽原小屋から入山許可あり
平成21年10月1日(木)
さあ出発 バンザーイ! 
「下の廊下」へ進入       07:15 
日電歩道(黒部ダム 〜 仙人ダム)・・・・ 16.6Km
水平歩道(仙人ダム 〜 欅平)・・・・・・・13.6Km
  「下の廊下」=(日電歩道 + 水平歩道 ・・・合計 30.2Km                         
 
飛騨山脈 (立山連峰)   出発直後の風景です  
 
 美しい風景と迫力ある水の音
 
 りんどう など…多くの花が咲いていました
 
 V字型の谷は薄暗く感じます    内蔵助谷付近     08:00
 
美しい 「ナメ滝」 を急いで通過 鳴沢小沢    09:00 
 
 高度が上がってきます (前方右は今通った日電歩道です) 
 
 ここは丸太を束ねた幅だけ…命綱は針金2本… (手前は私の靴です)
 
はしごは、ほぼ垂直 
このような歩道整備は関西電力の ダム建設の条件として行っているそうです
  「日電歩道」は1919年(大正9)に開通…電源開発のため歩道の整備が急がれた
 雪渓が不安定で通行止め…このため歩道からロープで約50m下の川原に降りる
 
通常この雪渓(万年雪)上を通るが今年は危険なので黒部川の川原迂回となる
( 解け始めた雪渓に、あと一ヶ月余りで雪が降り始めます )
日電歩道から川原に下りる人 川原から日電歩道に登る人 
黒部川の川原で昼食…阿曽原温泉小屋まであと5時間      11:30
 
白竜峡   黒部峡谷で最も谷が狭まった箇所で白い竜が暴れる様子から
この名前がついたと言われる
        12:30
 
白竜峡は黒部別山谷から十字峡まで続きます     
やっとくつろげる場所を見つけました      (白竜峡) 
 
感動の風景            (白竜峡) 
 剱沢の支流の吊橋です       十字峡の表示板    13:45   
 
 剱岳から流れる水はスカイブルーでした  (吊橋から撮影)
 
  十字峡  西は立山、剱岳から流れてくる剱沢。東は爺が岳、鹿島槍ヶ岳から流れる
棒小屋沢   この剱沢と棒小屋沢がこの十字に交わる極めて稀な峡谷です
半月峡   14:45 
 
 数百メートル垂直の絶壁…更に高度が増します     半月峡     
 
断崖絶壁!頭上注意!命綱は大丈夫 ?・・・延々と日電歩道が続く・・・  半月峡 
 
大正、昭和に電源開発のため、命懸けで作られた日電歩道なのですね・・    半月峡 
 
 黒四地下発電所から伸びる送電線口
東京ドーム約40%の発電所だそうです
左側の針金が命綱です (日電歩道) 
 
 
 東谷吊橋  狭く,高く長く・・・揺れて結構怖い!    14:50
 
仙人ダム  昭和15年に完成した。国家総動員法のもとに作られ、世界でも類を見ない
難工事でした。このダムの工事で高熱隋道 (ダイナマイト暴発)、泡雪崩、歩道転落
など300人以上の死者が出た         
16:00                
仙人ダムから関西電力の施設内を通り阿曽原へ・・・ 阿曽原小屋まであと1時間少々
 
関西電力の職員は歩道は通らず隧道をトロッコ移動 )
 日没が早いので急げ! 阿曽原に近づくと
登り・・下り・・ トンネル・・崖・・ 焦りました・・・    
無事「阿曽原温泉小屋」に到着       17:40
阿曽原温泉小屋」主人がホッとしてくれました
   
「高熱隋道」工事で悩ませた熱水が…今は露天風呂です 
( この 隧道工事実話が吉村昭の小説 「高熱隋道に書かれている
10月2日の朝  06:30 
阿曽原温泉小屋から欅平に向かう人たち
中央が阿曽原温泉小屋、右下広場は
キャンプ場、
左崖下に露天風呂があります 
 
阿曽原小屋を登ると 水平歩道に入る 
欅平までの水平歩道は「黒部川第3発電所」
の建設資材の運搬に利用されていた
奥鐘山
 (標高1,543 m) 
 
折尾谷
遠く下に見えるのが黒部川
折尾谷堰堤 (堰堤内はトンネルになってる)  
 
水平歩道を進むと黒部川が真下に… 
 
 垂直の絶壁をコの字型に切り抜いた水平歩道
右側は断崖絶壁で植物はたくましく育っています
   
 奥鐘山
黒部の大魔神と呼ばれている「奥鐘山」 
このあたりから雨
(奥鐘山を背に・・・)  

谷底(黒部川)、200m あろうかと思われる断崖絶壁です
ダム建設資材を運ぶためこの道を多くの人が通っていました 
 
  大太鼓展望台          09:15
志合谷  09:40   志合谷トンネル
長くて真っ暗 (要懐中電灯) 
 
前方の水平歩道を右に進んで 志合谷トンネル…そして現在地に至る 
この志合谷の泡雪崩で工事関係者多くの犠牲者が出た…
泡雪崩事故はこの近く? 可憐な花が咲いていました・・ (ハクサンシャジン)  
 蜆谷 (しじみだに)   10:30 
欅平駅トロッコ列車の汽笛が…
蜆谷トンネル
欅平駅まで 1時間以上かかります 
黒四発電所からの高圧線  
水平歩道の「欅平」の表示板     11:10
この水平歩道から欅平駅までは 下り約数百メートルの急坂…下るだけで50分かかりました
 
「欅平」 に到着 「下の廊下」 30.2Kmを無事完走    12:00
 バンザーイ! (雨と汗で眼鏡が曇っています)
このご夫婦が「下の廊下」の背中を押してくれました
         宇奈月へGo
ご夫婦と行動は別でしたが同時に到着
    
宇奈月に到着   14:00  宇奈月温泉 早速温泉に浸かる
   
入善の友人宅に宿泊
お世話になりました!
おかげで目的達成・・・ありがとう! 
 
サンダーバード(富山〜京都) → 新幹線   10月3日 帰路に…
入善→富山→京都→広島→20:30自宅着 
   黒部峡谷「下の廊下」の旅は無事終了!
  天気を気にしながらのあわただしい行動でしたが・・・
  大正から昭和にかけての電源開発工事(仙人ダム工事、
  第三発電所)の難工事 (先人たちの苦労)の一端に
触れることができ意義ある旅でした。
ありがとうございました!
             平成21年10月吉日
 
                  (再構成 令和2年10月23日)
 
        
 
 
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